Debian-Installer 正誤表
lenny リリースベータ 2 の正誤表
これは Debian Installer の lenny リリースベータ 2 における既知の問題のリストです。
ここに挙げていない問題を見つけた場合、問題を記述したインストールレポートを送ってください。
- 再起動に伴ってディスクのデバイス名が変わる可能性があります
-
複数のディスクコントローラを搭載したシステムでは、
ドライバのロードの順番の違いにより、
インストール時に使用したデバイスノードとは異なるものが、
再起動時にカーネルや udev によって割り当てられる可能性があります。
これは、システムの起動に失敗する原因となります。
ほとんどの場合、ブートローダの設定や /etc/fstab
の変更により修正可能です。インストーラのレスキューモードを使うとよいでしょう。
しかし、次の起動時にまた同じ問題が発生するかもしれません。
- インストール中の Perl からの
uninitialized value
という警告
-
最近の Perl 5.10 への切り替えの結果として、インストールログはいくつかの
Perl 警告を示すようになっています。私たちの知る限り、これらは無害で無視
できるものです。この問題 (#480533)
の解決は進行中です。
- ロシア語でのインストール中に aptitude がエラーになる
-
この問題は、インストールの失敗につながります。現時点ではロシア語の報告しか
目にしていませんが、その他の言語でもこの影響を受けるかもしれません。
この問題 (#473559) は直後の
デイリーまたは週間ビルドインストーラおよび CD/DVD
イメージのリリースで修正されているはずです。
この問題に遭遇した場合、次の回避策でインストールを完了できます。
- VT2 のデバッグコンソールに切り替えます
- 次のコマンドを実行します:
rm /target/usr/share/locale/<lang>/LC_MESSAGES/*apt*
(<lang>
はあなたの言語コードで置き換えてください。
例 ru
)
- VT1 のインストーラメニューに戻ります
- 選択されたインストールステップを再試行して、インストールを続けます
- バグのあるルータがネットワークの問題を引き起こす可能性があります
-
インストール中にネットワークの問題が生じた場合、それは、あなたのマシンと Debian
ミラーの間のどこかのルータがウィンドウスケーリングを正しく扱えないために生じた可能性があります。
詳しくは #401435 や kerneltrap
のこの記事を参照してください。
この問題は、TCP ウィンドウスケーリングオプションを無効にすることで回避できます。
コンソールのシェルに移って以下のコマンドを入力してください。
echo 0 > /proc/sys/net/ipv4/tcp_window_scaling
インストール済みのシステムについては、おそらく TCP
ウィンドウスケーリングオプションを完全に無効にするべきではないかもしれません。
以下のコマンドを使用すると、
たいていどのようなルータでも扱えるレンジを読み書きするよう設定できます。
echo 4096 65536 65536 >/proc/sys/net/ipv4/tcp_rmem
echo 4096 65536 65536 >/proc/sys/net/ipv4/tcp_wmem
- UTF-8 がデフォルトの場合に再起動後に起こる一般的な問題
-
インストール後のシステムは、デフォルトで UTF-8 を使うようになりました。
しかし、すべてのアプリケーションが UTF-8 を正しくサポートしているわけではなく、
それらのアプリケーションを使う場合には、大なり小なり問題となります。
まず、そういった問題が報告されていないか確認してみてください。
報告されていなければ、(インストーラではなく) 該当するパッケージに対してバグを報告してください。
- グラフィカルインストーラ
-
グラフィカルインストーラにはまだ既知の問題がいくつかあります (インストールガイドを参照してください):
- 非 US キーマップのうち一部が完全にはサポートされていません (デッドキーや文字結合機能が働きません)
- アクセントまたは特殊文字のキーは正しく動作しないかもしれません:
これは以前のリリースと比較して退行で、すぐに再度修正されることでしょう
(#482335)
- タッチパッドは機能するはずですが、
サポートが最適ではない可能性があります。
問題が生じた場合は代わりに外付けマウスを使用してください
- ATI のグラフィックカードを使用する PowerPC
システムはほぼすべて動作すると思われますが、そうではない
PowerPC システムではまず動作しないと思われます
- i386: フロッピーディスクからのインストール方法がない
2.6.24 カーネルのサイズ増加のため、フロッピーディスクからインストールする
インストールイメージを提供することは叶わなくなりました。
私たちは、次のカーネルバージョンへとインストーラを切り替える機会に、
再度フロッピーインストールをサポートできるようにしたいと思っています。
- i386/amd64: cpqarray RAID ボリュームへのGRUB インストールに失敗する可能性があります
-
/dev/ida/cXdX デバイスを持つシステムが影響を受けます。
この問題 (#466600) は、
GRUB の修正バージョンが testing に至ってから
リリースされるデイリーまたは週間ビルドインストーラおよび CD/DVD
イメージですぐに修正されるはずです。
- i386/amd64: loop -aes で暗号化されたルートファイルシステムは再起動に失敗することがあります
-
これは、不正な root= パラメータを /etc/grub/menu.lst に出力する GRUB の問題で引き起こされることがあります。
詳細および一時的な回避策については #486360 を参照してください。
- arm: NSLU2 イメージが起動しません
debian.org の NSLU2 インストーライメージはブートできません。
この問題は slug-firmware.net の非公式イメージでは発生しません。
これらのイメージはイーサネットを動かすのに必要なプロプライエタリな
マイクロコードも含んでいるので、slug-firmware.net の
イメージを利用してください。
- powerpc: 様々な問題
-
このリリースでは PowerPC 版には複数の問題があります:
- swim3 モジュールのデバイスノードが作成されないことと、miboot
が含まれないことにより、OldWorld PowerPC
でのフロッピーからのインストールはうまくいきません
- 一部のシステムをロックしてしまうため、snd-powermac
モジュールはデフォルトではロードされなくなりました
— 手で /etc/modules に追加する必要があります
- sparc: ESP/FAS SCSI コントローラの認識に失敗します
-
インストーライメージが、ESP または FAS コントローラに接続された
CD およびディスクドライブをサポートするのに必要な sun_esp
カーネルモジュールを欠いています。
- s390: サポートされていない機能
-
- DASD DIAG discipline のサポートは現在利用できません
- LCS ネットワークインタフェースのサポートはもう利用できません